線路建設をしていたら、
兄ちゃんが、
おもむろに布団を敷いて、
昼寝の準備。
高校生の分際で
お昼寝とはあつかましい!
ちょっと!和室、
俺が使ってるんだけど!
ドイテ!
「いいじゃん、
ちょっとくつろごうかなと
思ってんのに!」
線路が置けないだろ!
「布団をよけて
線路を組み立てるほうが
きっと楽しいよ!」
いや!
俺はココで、
折り返し地点を作りたいの!
「てか、れいるん、
その白手袋、怪しいよ!」
鉄道マンの必須アイテムを
バカにするな!
ええい!
こうなったら力ずく!
おりゃ〜!!
「も〜!
わかったよ!退散〜!」
やったー!
兄ちゃん立ち退いたぞ!
(兄ちゃん、ソファに移動!By秘書)
ということで、
日曜の午後のひと時、
線路建設を順調に進める
俺だった。
しばらく見ない間にお兄ちゃんもすっかり
たくましくなりましたね〜。
いや,しかし,れいるん,その強い意志は
きっと将来役に立つよ!
(た,確かに手袋は怪しいが…)
「本日もれいるん電鉄をご利用下さいましてありがとうございます。
昨日、お客様による線路建設妨害があった影響で、上り下りともにダイヤが乱れております。お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけしております。」
何があっても、電車の安全運行第一だぜ!
え?
白手袋、怪しい?